お見舞いリストからティムタムと「ミドリムシの力」をたくさん送っていただきました。
本当にありがとうございます。
もちおはなんだか突然食事ができなくなって、水も飲めないことが増えてきました。何とかお腹に収めても吐いてしまう。昼夜を問わず身体が痛いと苦しがる。今週薬を変えるために入院して、一昨日帰ってきたところ。
よくなるように死に物狂いであれもやってほしいし、これもやってほしいと思うけれど、もちおは死に物狂いで暮らしたくないのでそうはいかない。
もちおはただわたしと何気なく家で普通に暮らしていきたいだけ。
行きたいところも、やりたいことも、ほしいものもとくにない。ただ妻と顔をあわせて話したり笑ったり出掛けたりできる日が一日でも長く続くことだけを望んでいるだけ。
春の日差しはうららかで、もちおとわたしはいつものように話をするけど、食べられなくなってからいつも冷たくなった指先に、水も飲めないほどなのに病院へ入院してできることがないという現実に、もちおが重い病に侵されているということを繰り返し思い知らされる。
入院も退院も急だったので、先週は仕事をいくつか直前で断った。先方には申し訳ないことをしたけれど、去年自分の裁量で収まる規模に仕事を整理しておいてよかった。
「どのくらいの規模で仕事をしたいかによってやるべきことは変わってくる」と知人に言われた。仕事が最優先にできるのは家族が健康でこれといった問題がないときだと思う。一方で、そんなことを言っていられるのは贅沢はできないまでも生活費の心配をしなくて済む状況だからでもあり、あれやこれやで恵まれているなと請求書を見て思う。各種控除で自己負担金は1/10程度だけれど、5日間の入院で90万円近い請求額だった。
これから近所に花見にいってきます。