えらくしんどいイベントを乗り越えて、去年はどうしたんだっけ?と振り返ったところでひとりでやったんだと思い出してびっくりする。
そうだっけ?!もっちゃんとやったんじゃなかったっけ?!
そこで「今年のイベントもひとりで片付けたんだ」と言うことを思い出す。え?どういうこと?もっちゃんいなかった?わたしひとりでやったんだっけ?混乱する。
あれ?もっちゃんとやったんじゃなかった?もっちゃんに聞こうと辺りを見回す。見当たらない。あれあれ?
そこで目が覚めた。ここはどこだろうとしばらく思った。背中に慣れ親しんだぬくもりがある。くっついて眠っていた頃の、並べたベッドでうだうだしているときの感じがある。
愛されている感じ。うれしくて楽しいのが平常運転の感じ。いつまでもだらだらしていたくなる気持ちと、怠惰はあかんぞ〜と少しやましい気持ち。ずっとこうならいいなという気持ち。図々しく甘えることの楽ちんさ。
晴れた気持ちのいい朝だった。
しあわせなのか不幸せなのかわからなかった。でもとにかくこの感じを忘れたくないから、いまこの部屋に来ているなら、わたしが身も世なく泣いても来るのをやめたりしないでねと思った。