さいきんの主食はもっぱら石焼き芋。春になってもずっと食べる予定。
栄養価もさることながら、石焼き芋は携帯食としてとても優秀。火が通れば味付けいらずで、素手で食べられて、新聞紙やキッチンペーパーで包んで携帯できて、皮ごと食べれば食べたあとゴミも出ない。一日、二日なら常温放置でどうということもない。
洗った芋を土鍋に入れて弱火にかけて1~2時間放置するだけで出来る。米を炊くより手間がないので支度も楽で、後片付けも簡単。余裕があるときは野菜やキノコ類、肉や魚をホイルで包んで乗せておく。焼き芋ができるころにはホイル焼きも出来上がり。
入院中のもちおを見舞いに通っていたころ、スーパーで石焼き芋を見つけてその便利さに気が付いた。以来自宅で作っている。石焼き芋を作りながら朝の支度をすませ、支度が出来たら焼き芋をチラシなどでさっと包み、信号待ちでもぐもぐ食べていた。石焼き芋はしっとりしているので喉に詰まらないのだ。
おにぎりやサンドイッチを作って持参しようとしたらこうはいかない。ばたばたしているときはコンビニで自分の軽食を買う時間を作るのも難しいので、焼き芋には大いに助けられた。サツマイモは年中売っているので、みなさんもぜひどうぞ。
用意するもの
土鍋
石焼で土鍋を使う場合「空炊きOKのもの」と書いている人もいたけれど、火加減さえ気をつければたぶんなんでもいい。なんならフライパンでもいい。*1これは炊飯用で3合炊き。
石焼き芋を作ったあと焦げをとらないと炊飯するときに困るので、使い終わったら石は取り出して重曹で洗う。
小石
たぶんなんでもいい。浴用に買った麦飯石を使っている。*2使い終わったら重曹で洗ってざるにいれて乾かす。
量はなべ底を覆う程度。
サツマイモ
サツマイモならなんでもいい。これは見切り品で100円だった。品種によって火の通りが違うので、様子を見ながら加熱するとよい。
石焼き芋の作り方
1.洗ったサツマイモを、底に小石を敷いた土鍋の上に並べる。
サツマイモは食塩水で洗うか、塩をしてもよい。
2.鍋を蛍火にかける
とにかく弱火。なべ底に火が届かせてはいけない。これ以上絞ったら火が消えるというギリギリのところでよい。このまま放置。1時間くらいしたら芋をひっくり返して様子を見る。
完全に火が通るとサツマイモがあの石焼き芋独特のねっとり感をもつようになる。ぱさぱさしている間はまだ十分火が通っていない。2時間くらい気長に待つこと。
3.皮と実の間に空気が入り、実がねっとりしてきたら出来上がり。
これにバターをつけていただくと最高です。
もちおは茹でたり、蒸したりしたサツマイモは食べられなかったときも、焼き芋なら食べられることがあった。やわらかいのでお年寄りやおこさま、御病気の方にもおすすめです。「ほしいものリスト」にサツマイモや干し芋が上がっていたのは寄る年波の駄洒落ではなく、このような理由からだったのでございます。紛らわしくて申し訳ございませんでした。