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Channel: はてこはときどき外に出る
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水木しげる記念館をたずねて境港の大漁丸で寿司を食べた

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鳥取県境港駅から続く水木しげるロードへいってきました。境港の駅には鬼太郎仕様の電車が走り、沿道には妖怪ブロンズ像が立ち並び、撮影スポットは盛りだくさん。でも目で見るのに夢中で写真はあまり撮れなかったよ。

 

境港駅前の様子。看板の巨大な妖怪たちがなんとも楽しげでかわいらしい。

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駅前に並ぶタクシーにも目玉がついていた。カラスや鳩を見なかったけどそのせいか。

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水木しげるロードには人形、カード、お酒やTシャツ、バッグや布小物など手作り風の妖怪グッズを売る店がたくさんあった。

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妖怪パン。

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妖怪人形焼き。

wikiには「オブジェの製作にかかわる水木への著作料については無料とする協力も受けている。」とあるけれど、これには水木しげるロードにならぶグッズの著作料も含まれているのかも。オリジナルキャラで町おこしだよ。町を、おこしちゃうんだよ。偉大な功績だよね。水木しげる記念館があるなら境港までいくぞ、と思わる水木先生すごい。

 

水木しげる記念館

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かの有名な妖菓目玉おやじ目玉おやじ像と対峙するもちやま。 

周辺をうろうろしていた猫娘鬼太郎、砂掛け婆らがワゴンに乗って出かけていくところだった。駅前にいくのかな? 「鬼太郎ーーー!鬼太郎ーーーーー!!」と絶叫する子供がワゴンの窓に駆け寄って同伴のおばあちゃんを困らせていた。わたしは鬼太郎テレビシリーズ2期世代なので鬼太郎というと「懐かしの」なんだけれど、さいきん生まれた小さな子供にも人気があるんだね。どこで知るのかな。

 

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館内の中庭にあるゲゲゲハウス。

 

水木しげる記念館はこじんまりしたところだけれど、水木しげる年表、水木漫画の紹介、再現された仕事場や妖怪館など気が付くとずいぶん長い間楽しませてもらった。過去の水木作品を座って読めるコーナーもあり、著作を買うこともできる。鳥取にくるまえ出雲大社へ参ったのでこれを買った。

 水木さんがインタビューに答える動画があちこちで上映されていたのも楽しかった。歴代のアニメのコーナーがあったら観たかったなあ。企画展や模様替えはやっていない様子だったけれど、展示入れ替えがあったらもっと何度もいきたくなるのでぜひお願いします。

 

境港駅前 回転すし「大漁丸」

境港は新鮮なお魚が自慢。先ほど紹介した境港駅前の建物には鮮度を保つ特殊なチルド方法を開発した回転すしのお店が入っている。

このお値段でこのお魚が?!と驚くようなコストパフォーマンスのよい店だった。平日で空いていたので、タッチパッドで注文すると前さんがカウンター越しに板握りを届けてくれる。とくに美味しいのは鳥取&島根名物のどぐろ。鳥取&島根いったらのどぐろ食べないと!

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一皿238円。もちおはこの店ののどぐろがたいそう気に入ったらしく、このあと湯治を終えてから数日後遠回りしてこの店に戻り、ふたたびのどぐろを食べて帰った。食欲に驚く。

 

そして鳥取といえば蟹。

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蟹三昧333円。「蟹と梨は知り合いからまわってくるから鳥取県民は自分で買わない」と鳥取あるある本に書かれていた。ほんとに?!

 

あら汁

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たしか100円くらい。そりゃもちろん美味しいですよね。よそじゃいただけませんよ。

 

宿は素泊まりで予約したのでお寿司を持ち帰りにしていただいた。1000円。

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一貫、一貫感動的に美味しかった。うちの実家は寿司にはこだわりがあって「これ!」という店が決まっている。でも寿司で贅沢をするなら鳴物入りの高級店より魚が新鮮で空気が美味しいところまで足を運ぶほうが贅沢だと思った。みんなも境港へいくといいよ!

 

駅前の足湯

写真がないけれど、駅前にはホテルが用意した無料で入れる足湯もあるのでタオルハンカチなどお持ちになるとご便利です。

ちょうど地元のご老人と妙齢のご婦人方がよもやま話をしながら浸かっているところだったので、気さくに話しかけてくださった方とお喋りをした。

 

「まあ!福岡から来られたんですか!福岡の方とお話するなんて!」

「わたしも境港の方とお話できて光栄です!いいところですね!のどぐろも美味しいし!」

「あら、そうですか」

「召し上がりませんか?」

「うーん、そうですねえ…」

「のどぐろは食べんよ。高いもん」

「そうそう」

 

そうか…。鯵でも鰯でも美味しいからあえて食べることないんかのう…。夢中で食べちゃったよ。

「ご旅行ですか?」

「はい」

「いいですね。私も主人いたころは色々なところへ旅行にいきました。いい思い出です」

ご婦人は静かな笑顔でしんみりとおっしゃった。だいじな人といろいろなところへいくといいよね。一緒にいけるときに、いける間に。

 

夜は宿で「水木しげる伝」をふたりで回し読みした。この話はまた別の時に。 


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