闘病人をがっかりさせるダメながん治療の本と助けになる読み物
がん治療中の人やその家族に対して、よかれと思って自分が感動したがん治療本や闘病記をすすめる人がいる。*1 これらの本の中には健康な人が他人事として読むと「すばらしい本だ!」と思えるけれど、闘病中に読むと大きなショックを受けて生きる気力を著しく損なうものが少なくない。 何かしてあげたい一心で自分が感銘を受けた本をすすめたくなる気持ちはわかるが、よく本を選ばないとはなはだ逆効果なので注意が必要だ。...
View Article「青春100キロ」とそれを取り巻く人々の「ハンガーゲーム」ぶり
引退間近の女優にコンドームなしでファンとセックスすることを持ちかける映画を「ぜひ見るべき」と好意的に絶賛推奨するエントリーを読んで、「これはリアルハンガーゲームだ」と思った。わたしはポルノとアダルト産業に従事する方々を応援している。なのでこのようなその場しのぎの焼き畑農業みたいな状況は是正されるべきだと思う。...
View Article昭和の女が作るポップアップメッセージカード Amazon段ボール仕様
中原淳一が「贈り物のマナー」というエッセイに「贈るものと相手を考えて包装せよ」「リボンをかけよ」「メッセージカードを添えよ」「これらの配慮は贈り物が高価、華美であることよりよほどたいせつである」というようなことを書いていた。たくさんの方にお礼の手紙や近況報告を差し上げたいと思いながらどうにも手が回らないでいる。メアドがわかる方にはメールでご連絡させていただいたけれども、わたしは昭和生まれ、文通育ち、...
View Articleがん告知を受けてドン引きしたお見舞いのことば
夫ががんの告知を受けたことを伝えて、いろいろな反応があった。大勢の方から強められ、勇気づけられる言葉をいただいて感謝している。その一方で他意なくかけられた言葉で文字通り足が震えるほどショックを受けたり、寝入りばなに泣きだしてしまったり、その場は平気なつもりだったけれどあとから便器を鮮血で染めて動揺を知った言葉もあった。...
View Article難病、奇病、がんになるのはスルーできる他人ばかりではない
がん告知を受けてドン引きしたお見舞いのことば - はてこはときどき外に出る今までの人生経験プラスこういうの読むと「どこに地雷があるかわからない」=何が相手の逆鱗に触れるかメンタル攻撃になるか皆目見当が付かないと思われるので結局「関わらない、何も言わない」になるんだよね、俺。2016/05/02...
View Article「夢でよかった」
先日もちおと鳥取へ湯治へいって温泉宿で布団を並べて眠った。朝方わたしが目を覚ますのとほとんど同時に、もちおが「あぁ!」と声を上げて起きた。「…ああ…夢か…夢だったか」並んだ布団に手を伸ばすともちおがこちらに入ってきた。身体が強ばっている。「よかった…よかった」もちおは妻を抱きしめて泣いた。様子がおかしくて少し怖くなった。「怖い夢みたの?」「うん」反射的に「死の夢では」と身構えた。「結婚して一ヵ月では...
View Article水木しげる記念館をたずねて境港の大漁丸で寿司を食べた
鳥取県境港駅から続く水木しげるロードへいってきました。境港の駅には鬼太郎仕様の電車が走り、沿道には妖怪ブロンズ像が立ち並び、撮影スポットは盛りだくさん。でも目で見るのに夢中で写真はあまり撮れなかったよ。 境港駅前の様子。看板の巨大な妖怪たちがなんとも楽しげでかわいらしい。 駅前に並ぶタクシーにも目玉がついていた。カラスや鳩を見なかったけどそのせいか。...
View Article三朝温泉 もみの木の宿 明治荘で湯治
温熱医療のメッカ、鳥取三朝温泉へいってきました。古くからある湯治場です。伝説によれば1163年に発見されたという歴史的な温泉で、源義朝の家臣、大久保左馬之祐(さまのすけ)が源氏の再興を祈願し、三徳山三仏寺に赴いた折に命を救った白狼が夢枕に立って、楠の老木から湯が湧き出ていることを教えたといわれる。この湯が元湯の株湯である。三朝温泉 -...
View Article脱ポジティブ思考&ネガティブ思考 腫瘍精神科が教える「現実的思考」
免疫向上という視点から見るとポジティブ思考はネガティブ思考と同じくらい危険をはらんでいるので、現実的思考がベストだという話を読んで目から鱗が落ちたので、今日はそのことを書きます。すごく役立つよ! 過大評価されがちな「ポジティブ思考」考え方は免疫に大きく影響するという。確かにそうだと思う。しかし「だからネガティブに考えるのはよくない、ポジティブ思考がたいせつだ」という話になると少し違うと思う。...
View Article曝露と抗がん剤治療中の性行為と避妊問題続報
こちらのエントリーの続報をお知らせします。kutabirehateko.hateblo.jp前回のエントリーで「抗がん剤治療中の人は危険、伝染病患者のように避ける必要がある」と警戒した人がいたならぜひ誤解をといていただきたい。...
View Article100人中100人に絶賛されてきた特技
わたしには幼少期から十代にかけて、人前で披露するたび絶賛されていた特技があった。何かと周囲から浮いて槍玉に上げられることが日常だったわたしの人生において、あのようにすべての人から手放しで無差別に褒められることは他になかった。先日このTweetを読んで思ったのだけれど、もしかしてあれが自分の強み、天与の才能だったのだろうか。https://t.co/rOt0Z9UPkt今つぶやいた岩田社長の言葉のソー...
View Article紫の薔薇のみなさまへ もちやま近況
闘病人であるマイハニーもちやまは先週から休薬期間に入りました。 化学療法、いわゆる抗がん剤治療は身体に堪えるものなので、休薬期間はほっとします。やることがあればなるべくこの間に済ませます。...
View Articleあいたくて あいたくなくて ふるえる はてな村の寄合い
初心に帰って雑記。 ちるどさんがJR博多cityのくうてんでオフ会開いてたらしいじゃないですか。去年姫姉様こと堀井みきさんも博多阪急のエルカフェでレンタル姫姉様やってたらしいじゃないですか。そいでこないだ天神に来てたんでしょ、秀吉さん。...
View Articleブログ飯人生にチャレンジする人に思うこと
日々30分のブログ更新でお金を稼げるノウハウを教えるという講座やサロンをちょくちょく目にする。そのたびに「申し込もうかな…!」と考える。ブログ飯で食べていけたらいいじゃんな。羨ましい。 現在わたしの暮らしは夫の会社の手当と公的扶助、医療保険と貯金、そしてわたしの変な仕事の稼ぎで成り立っている。これらがすべてブログで賄えたら、そりゃあうれしい。...
View Articleあなたに会いたくて@はてな村
個人的にやりとりしたことがない人の中で会ってみたい人を考えました。 はてなハイクではイベントごとに参加するオフ会がよくあり、そこで前から会ってみたかった人に会えることがちょいちょいあった。オフ会に参加しない人でも日頃☆をつけあって、スタコメでやりとりして、モノの受け渡しの約束をして個人的に会うこともあった。でも手斧で戦うブクマ族含めてはてなブログ界隈ではそういうのないよね。...
View Articleブログを書いて金銭以外で儲かったこと
yahooジオシティーズ時代わたしがwebにテキストを書き始めたのは2000年の春、場所はyahooジオシティーズのHP作成スペースだった。 webにふれた当初、わたしはかなり封鎖的な環境で生きていて、わたし自身とわたしの表向きの立場には乖離があった。また自分を取り巻く限定された人間関係に息詰まりを覚えていた。...
View Article美術館の図書室はいつも穴場
週末、夫が今年はじめての麻雀をしに出かけたので、わたしも人と会うため車で出かけた。緊張したので帰りにどこかでお茶を飲もうとカフェを探し、通り道にある福岡市美術館に寄った。美術館にはたいていカフェがある。そして無料か、安い駐車場もある。 わたしは美術館の図書室がすきなのでカフェに入る前に図書室に入り、E.L.カニズバーグ*1の「ジョコンダ夫人の肖像」を読んだ。...
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